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「転生悪女の黒歴史」特集をお届けします。
事実上の「二役」を担うイアナ・マグノリア/佐藤コノハ役の青山吉能さんに、「転黒」への想いを熱く楽しく語っていただきました!
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新感覚!死亡フラグ回避ラブコメ誕生!!

自分の名をつけた主人公『コノハ・マグノリア』が可憐に活躍する、恋と魔法の冒険ファンタジー。
自らが中学生の時に執筆した物語の世界に転生した佐藤コノハは、なりたかった主人公『コノハ』ではなく、その妹で稀代の悪女『イアナ・マグノリア』に転生してしまう。
思い出したくもない【黒歴史】(自分の描いた物語)の、よりによって悪役に転生してしまったイアナの運命は!?
自分の考えたキャラクターたちを見守りながら、平和な生活を手にすることができるのか!?
あまりに自分の思い出と近すぎて、「もうやめてくれ~!」と思いながら「転生悪女の黒歴史」を読み進めました(笑)
――この取材の前日に先行上映会があったそうですが、どんな様子でしたか?
青山:入ってすぐ会場の大きさに圧倒されて、本当にたくさんのお客様が迎え入れてくださいました。お話をするとさまざまなリアクションが返ってきたのが新鮮で、作品やキャストに対する愛の深さを感じ、とてもよい機会でした。
――青山さんのお話へのリアクションで印象的だったことはありますか?
青山:わたし自身の黒歴史を話すシーンがあったのですが、普段のイベントだと男性のお客様からの「フーッ」という声をいただくことが多い中、昨日は黒歴史の内容に女性のお客様から悲鳴が上がって。こう、「おいたわしや」みたいな感じの(笑)。
――(笑)差し支えない範囲で、黒歴史の内容を聞かせてもらえますか。
青山:お話ししたのは、中学生の頃に、実在する中学校の先輩たち同士の二次創作小説をインターネットにアップロードしてたっていう――「こんなことがあったんです」と話したら、「ヒッ」って声が上がりました(笑)。わたし自身も「転生悪女の黒歴史」の原作を読んだときは、あまりにも自分の思い出と近すぎて、「もうやめてくれ~!」と思いながら読み進めましたね(笑)。
――(笑)「やめてくれ~!」以外の部分で、作品を読んでどんな印象を受けましたか。
青山:本当にこう、誰しも一度は通る道を全部丁寧に通ってくださっている作品です。同じオタクでも創作をするタイプと普通に作品を愛でるタイプ、いろんな種類があると思うんですけど、この「転黒」はすべてのオタクを網羅してくださっていて。だからこそ、いろんな世代の方に刺さると思いますが、とりわけ平成のオタクに刺さるネタが多いので、かなりシンパシーが感じられる役だなと思いながらイアナ役をやらせていただいてます。
―平成のオタクに刺さるのは、具体的にどういう部分ですか?
青山:悪いものに憧れる部分と言いますか、社会的な悪というよりも、本当は実在しない魔女や吸血鬼のような、ダークファンタジー的なものに憧れるのは平成的だなって思う節があって。「転黒」は令和に生まれた作品ではありますけど、懐かしい感じもしています。
皆さんが支えてくれるから、自分は思いっきりやろうと思うことができました

―そんな「転黒」のイアナ役が決まったときはどう思いましたか。
青山:決まったときはもちろん嬉しかったのですが、ちゃんと演じられるか不安もありました。というのも、あまりに自分に近くて、わたしのことを知ってくださっている方が観て「ただの青山吉能やんけ」みたいになったら、作品を汚してしまわないかなと。ラジオや他の媒体でいろんな黒歴史をしゃべってきてしまったおかげで、イアナを通して「青山吉能だな」って思う方もいらっしゃるかもしれないですが、そこはちゃんと監督さん・音響監督さんと話し合ってイアナを作り上げていったので、ご安心ください!
――(笑)監督や音響監督と話し合って作り上げたイアナ像で、青山さんが軸にしていたポイントはなんですか。
青山:やはり、転生先の世界観としても上品な部分が確実にあるので、現代の佐藤コノハの部分は、イアナからはできるだけ排除していました。佐藤コノハとイアナの魂の違いは、意識して演じています。あとは、ギャグシーンが多い作品ではありますけど、あくまでもイアナの枠の中でギャグをやるというのが新しい試みでした。「いまのはちょっとやりすぎかも」みたいなときは、細かく丁寧にディレクションしていただきましたね。
――難しくはありつつ、非常にやりがいがありそうですね。
青山:そうですね。セリフ数もかなり多かったので、とにかく画面に食らいつかなければという気持ちでした。わたしの裏でわたしがしゃべっている、みたいなシーンもあって。これほどワード数が多い役はあまりなかったですし、イアナのしゃべりがこの作品の印象につながるので、1話のときから責任を感じていました。でも、先行上映会で古川慎さんが「ワード数が青山さんだけ突出して多い」と言ってくださったように、共演される皆様の中でもそれは共通事項で、向いている方向が一緒だったので、自分ひとりで頑張るというよりは、「みんなで頑張ろう」という雰囲気が現場にありました。なので、皆さんが支えてくれるから自分は思いっきりやろうとトライすることができましたね。本当に皆さんのおかげだなと思います。

――イアナが転生する前の存在である佐藤コノハは内にこもる性質ですが、自ら小説を生み出しているわけで、言葉をたくさん持っている人でもありますよね。青山さんは、彼女のどんな部分に感情移入していましたか。
青山:わたしはどちらかと言うと、自分を排除した世界の物語を自分の理想で作るタイプだったんですけど、コノハはいわゆる自分を主人公にして、イケメンがいっぱい出てくる作品を作っているので「あ、そっちのタイプのオタクね」という印象がありました。あれだけの分量を書き切るのは、本当に相当な気力と根性がないとできないんです。わたしも、いくつも未完の作品がありますし、2ページくらい書いて終わったマンガもいっぱい家に転がっていますし。創作することに、飽きちゃうんですよね。だけどコノハの場合は登場人物も豊富だし、モブの設定まで細かく描いているので、原作者兼キャラクターデザインとしていろいろできるんじゃないかな、と思って。コノハはすごいなって尊敬しています。
――自分を主人公にする人とそうでない人は、はっきり分かれるものなんですか?
青山:はっきり分かれますし、かなり相容れないというか、たとえば自分が A というキャラクターを好きだとしたら、一方は A と自分をくっつけたがるんです。でも、わたしは A と B をくっつけたい。自分とは別の存在と組み合わせて幸せになってほしいと思うので、そこに知ってる人が出てくると、「え、待って解釈違い。いったんちょっと戦争をしよう」みたいになっちゃうので(笑)、なかなか難しいところです。

――そんなコノハとイアナを演じていて、面白いな・楽しいなと思ったことを教えてください。
青山:やはり佐藤コノハとイアナを明確に分けたい、同一人物だとわかって欲しいけど、でも違う人物でいたいという絶妙なコントロールは、すごく楽しかったです。イアナの中にも悪女としてソルに接する部分があったり、転生してきたコノハの心でイアナの体がしゃべるときもあって、アプローチが都度変わってくるキャラクターだったので、演じていてやりがいがありました。逆にコノハの中学生時代のモノローグは、もうまんま中学時代のわたしを思い出しながらしゃべっています。
――実際に思春期に同じような道を通っているかそうでないか、自身が黒歴史として振り返る体験があるかないかでは、アプローチが全然違ってきますね。
青山:そうなんです。これまで生きてきた歴史を、わたし自身は黒歴史だととらえているんですけど、ひょっとして我に返ることなく成長していたかもしれない。だけど、わたしは当時ハッと我に帰って「これは痛い!」ってなった瞬間に新たな人生が始まったと思っていて、そのおかげでいまこの役に巡り合えたので、いろんな人生、いろんな生き方があっていいんじゃないかな、と思います。
――我に返っていなかったら、この役にも出会えていなかった。
青山:そうです。たぶん、一生痛いまま過ごしていた気がします。
――実際に書いたりはしなくても、今でも物語が浮かんでくることはあるんですか?
青山:正直ありますね。逆に今は「自分とキャラクター」みたいな俗に言う夢女子になっていて、オタクとしての自身の変化を感じつつあります。想像と妄想でああだこうだなる根幹は変わらないですけど、主人公が変わってきたと思います。それはなんでだろう、と考えたときに、ある作品の応援上映に大ハマリしていた時期があるんですね。応援上映では、映画館で作品を観ているわたしたちにセリフが割り当てられていて、「言いたいことがあります」ってキャラが言い始めて、わたしたちは「なにー?」とスクリーンに向かって聞くんです。そこでキャラクターとしゃべれるんだってなったときに、「わたしもこの世界の一員なんだ」という自我が芽えて、そこからいろんな作品を観るときに自分も作品に入って楽しむ、みたいな楽しみ方になってきた気がします。
それまでは、作品に入ったとしても観葉植物とか学園の壁だったんですが、だんだん学園の女子 B とか生徒会長、書記の立ち位置に自分を置くようになり、キャラクターとの距離が近づいていきました(笑)。それが今の自分を作り上げていると思うので、応援上映はいいぞ、と言いたいです。ただ、「転生悪女の黒歴史」は応援上映というか、モブが問いかける隙がないまま進んでいくので、どこかでイアナのモノローグを誰かに分けてあげないとちょっと難しいのかな、とか、自分の中で構成を練っています。
――だいぶ妄想がはかどってますね(笑)。
青山:(笑)はかどります。
――それって、この作品に関わったことで青山さんがイアナに寄っていってる、ということでもありそうですね。
青山:もう、役者冥利につきます。昔の自分のことも肯定できる作品です。
イケメンを摂取したい人も、強い女を感じたい人も、一石二鳥で楽しめる作品です

――「転生悪女の黒歴史」の世界に行けるとして、イアナではない人になれるとしたら、誰になって何をしたいですか。
青山:わたし、生まれ変わったら二次元のイケメンに生まれたい欲があって、それで言うと、この作品の中で圧倒的に好みなのがヨミなんです。なのでヨミになりたいです……いや、でも待てよ、ヨミになったら鏡を見ることでしかヨミの顔面を味わえないので、となるとやっぱりソルかな。ヨミとも戦えるし。
――愛でる立場ではないですけど、大丈夫ですか?
青山:そうですね、常に監視対象としてイアナのことを見つつ、ヨミのことも不審がっているので、いい目線でヨミを見られるんじゃないかと。なんか、まだちょっとモブ女子魂が抜けてないですね。わたしはまだ、夢女子じゃなくてモブ女子なのかもしれないです。ソルになって、ヨミをチラチラ見ていたいです。
――主人公を演じているのにモブ魂が抜けないというのも、謙虚な話ですね(笑)。
青山:(笑)平成のオタクは謙虚でなければいけなかったんです。あらゆる原作様に対する配慮と愛とリスペクトがあって、我々は創作物を享受できていたので。いやもう、本当に羨ましいですよ。秘密の扉があって、パスワードを入れないと見られなかったんですから。あの時代を思うと、今のオタクの皆さんが羨ましいです。
――青山さん自身、「転黒」以外にも作品のメインキャラクターを演じる機会が増えている印象がありますが、声優としての現在地にどんな手応えを感じていますか。
青山:本当にありがたいことに、今年は特にたくさんの作品が特に放送されていて、正直自分自身がこの未来を想像していなかったです。向上心がなかったわけではないですけど、努力や向上心、前向きな気持ちを持っていれば必ず仕事が降ってくるような世界ではないので、自分は目の前のことを一生懸命やることを忘れずにやってきた結果、いまここにいられると思っています。そして、自分が頑張ったから、だけではまったくなく、奇跡と運だと思っているので、とにかくまわりの方には感謝してもし尽くせない気持ちがあります。そして、わたしは最初からそうだったわけじゃないからこそ、よりありがたみがわかる人間になれたと思います。
――なるほど。
青山:だから環境にも感謝しているというか、わたしのこれまでの人生を考えると、鼻がすごく伸びやすい、舞い上がりやすいタイプなので、声優活動の中でいろんな方にいい意味で鼻を折っていただいたことで、自分の心がすごく強くなったとも思います。ありがたいことにいろいろな作品とめぐり合わせていただけてるのも、「わたしの力じゃないのに」と思いつつ、でもそう思いすぎて変に謙遜にしすぎるのも作品や選んでくださった方に失礼なので、「うわー!」ってなっていますね(笑)。いつも感謝の気持ちを忘れずにいたいです。
――「転生悪女の黒歴史」は今回アニメ化されましたが、ぜひ原作をたくさんの人に楽しんでいただきたいと思っていまして。青山さんから見た、マンガのオススメポイントを教えてもらえますか。
青山:とにかく、キャラクターが全員めちゃくちゃカッコいいし、かわいいです。作画にどことなく平成みのあるイケメンたち、平成みのある髪型をしたイケメンがいっぱい出てくると、わたしは勝手に思っていて。そこがこの作品の推しポイントのひとつなのと、個人的に強い女性主人公の作品がすごく好きで、イアナは誰かに助けを求めないと生きていけないタイプではまったくないし、華のある転生先のコノハと、強くて芯があって、でも上品なイアナ、女性のキャラクターが魅力的に描かれている作品なので、イケメンを摂取したい人も、強い女を感じたい人も、一石二鳥で楽しめる作品だと思います。
――最後に、dアニメストアで「転生悪女の黒歴史」のアニメを視聴する方、マンガを読まれる方にメッセージをお願いします。
青山:令和のこの時代に、こんな平成のオタクを救うアニメを作ってくれてありがとう、という気持ちで収録させていただきました。黒歴史の内容も懐かしいものが多いですけど、そういった文化をリアルタイムに感じてこなかった方から見ても、新鮮に面白く観てもらえると思います。ぜひいろんな世代の方に観ていただいて、この作品がどう受け取ってもらえるのか、楽しみ8割・みんなの心は大丈夫かな?の心配2割。いまは、そんな心持ちです。
――「転生悪女の黒歴史」のアニメやマンガに触れたことで、実家のダンボールの所在が気になる人は多そうですね(笑)。
青山:そうなんです。「燃やしたはずの黒歴史がー!」となる人もいるんじゃなかろうかと思うと、ともに乗り越えましょう、生き延びましょう、と(笑)。もうハードディスクに移している方もいるかもしれないですが、何に黒歴史をしまっているかも変わってきていると思うので、いま一度皆さまに身辺整理をしていただきたいと思います(笑)。
※本キャンペーンは終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
▼ キャンペーン詳細 ▼
©冬夏アキハル・白泉社/「転生悪女の黒歴史」製作委員会





