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いちおし

コミックス10巻発売記念!「神無き世界のカミサマ活動」特集

祝・「カミカツ」コミックス
10巻発売!

2023年4月からTVアニメが放送された、「神無き世界のカミサマ活動」。
コミックス10巻の発売を記念して、ミタマ役・鬼頭明里さんのインタビューをお届け!
ぜひ「カミカツ」の面白さに触れてみてください!

※コミック10巻セット70%OFFキャンペーンは終了しました

「カミカツ」を観る&読む!

「神無き世界のカミサマ活動」とは?

2019年6月に「月刊ヒーローズ」にて連載をスタートし、現在は「わいるどヒーローズ」(https://viewer.heros-web.com/series/wild)にて連載中の「ポンコツ神ファンタジー」コミック。2023年4月より、TVアニメが放送されました。怪しげなカルト教団の教祖の息子だった征人は、教団の無茶な修行の最中に命を落としてしまい、異世界に転生する――。多彩なキャラクターの活躍と振り切ったギャグが魅力で、通称「カミカツ」として親しまれている作品。2024年12月26日に、節目のコミックス10巻が刊行されています。

SPECIAL INTERVIEW
ミタマ役・鬼頭明里さんインタビュー

原作:朱白あおい、作画:半月板損傷による人気コミック「神無き世界のカミサマ活動」(以下「カミカツ」)のコミックス最新10巻が発売されました。今回dアニメストアでは、2022年に放送されたTVアニメ版で自称「全知全能」の神、国之常世御霊大御神(くにのとこよのみたまのおおみかみ)、通称「ミタマ」を演じた鬼頭明里さんに独占インタビューを実施! 収録当時の思い出や、作品の見どころなどをお聞きしました!

テキスト=加東岳史

読んでいてもどこに向かっていくのか、
何が起こるのか全然予想がつかないところが
「カミカツ」の魅力

――「カミカツ」を初めて読んだときの印象は?

鬼頭

最初はすごく真面目な話が始まったのかなと思って読んでいたら、全然そんなことなくて(笑)。思いっきりぶっ飛んだ作品で、どのノリが本当の軸なんだろうって考えちゃいました。でも、ふざけているところも真面目なお話も、全部が軸にある作品なんだなとわかってから、そこが新しくて面白いなって思いました。

――確かに最初、いわゆる転生ものっぽいシリアスな空気なのかと思ったら、急に同人誌作り出したりしますもんね。

鬼頭

そうです(笑)。めちゃくちゃふざけているのが面白いんです。

――鬼頭さんは、この作品の魅力はどういう部分にあると思いますか。

鬼頭

今まであまり触れてこなかったタイプの作品だったので、読んでいてもどこに向かっていくのか、何が起こるのか全然予想がつかないところが魅力的で新鮮でした。あとはギャグが思いっきり振り切っている部分です。思わず読んでいる時にツッコみたくなっちゃうような、ぶっ飛んだギャグがたくさん出てくるところが魅力だと思います。

――作中で印象的だったシーンや、好きなセリフについて教えてください。

鬼頭

ダキニが出てきたところのリシュの妄想の中のシーンが、アニメの収録のときに皆さんが演じているのを聞いていても、後ろで笑いをこらえるのに必死なくらい面白くて、そのシーンはすごく印象に残っています。アニメならではの部分でいうと、4話のロイの農業のシーンですね。あそこがまさかの実写で描かれていたのがめちゃくちゃ面白くて。もともとぶっ飛んでいる作品なのに、それをよりアニメで表現していこうっていう気持ちが見えるところが、すごく好きなんです。

――ご自身が演じたミタマも含めて、好きなキャラクターは誰でしょうか?

鬼頭

わたしはユキトが好きです。常に目が死んでいるのかと思いきや、身内に対してはすごく優しい部分もあって、でも他の人たちに対して冷徹に対応して、掌握しようとしているところが、一般的な主人公らしくないけど、結果的に主人公としてうまく働いているキャラクターだなって思っていて、とても好きです。

――アフレコを含めた制作現場でも、この作品に対する熱量を感じたりしましたか。

鬼頭

もちろんです。絵作りにも現れていましたし、キャストの皆さんのお芝居も思いっきり、自身を解放して演じられているように感じられたので、すごく楽しかったです。

――ご自身が演じられたミタマに対する印象も聞かせてください。

鬼頭

もうなんか……わたしの中では、ミタマは「クソガキ」というか(笑)。 神様っていうよりもクソガキ感を意識して演じていたんです。逆に言えば神様らしい威厳がないことがミタマらしさかなと考えたりもしながら、すごく楽しく演じることができたんです。テープオーディションで録ったときからすでに楽しかったので、ミタマを演じられたらいいなと思っていました。そして、実際に演じることができて楽しかったんですけど、特に「カミカツ」は予告がめちゃくちゃ面白くて! 祝詞(のりと)みたいなタイトルを読んでいるのですが、YouTubeでロングバージョンが公開されているんです。祝詞とその意味が左右から聞こえてくるみたいな。それがとても印象に残っています。

――祝詞を読んでくださいってディレクション、あまりないですよね……(笑)。

鬼頭

たしかに(笑)。しかも祝詞なのに、けっこうみんなふざけて読んでいて、「これ、いいのかな?」みたいな(笑)。でも、それもカミカツらしいなって思います。

――ミタマってかわいいところもあるし、落ち込むし、思いきり調子にも乗る。そういう意味でも、鬼頭さんの振り切った演技が見られたのはすごく面白かったですね。

鬼頭

ありがとうございます! でも意外とミタマって、下ネタ系のギャグシーンはなかったんです。

――確かにそうかもしれませんね。

鬼頭

他のみんなはけっこう下ネタ系のギャグシーンが多かったんですけど、ミタマはかわいそう系のギャグが多かったので、そこはみんなと違うんです。でもミタマはミタマで、ワイワイやらせていただきました(笑)。

――収録当時の印象的だったエピソードはありますか?

鬼頭

印象的だったと言えば、こんなにぶっ飛んでいる作品なのに、監督がとても穏やかで優しい女性の方(稲葉友紀)なので、そこはすごくギャップがありました。毎週、「この方がこれを作っているのか…」って思っていました(笑)。

――稲葉監督の演出はどういうものだったんですか?

鬼頭

穏やかでしたし、わりとみんなが自由にやっているのを「面白かったです!」って、全肯定してくださる感じでした。

――共演者の皆さんとも賑やかに収録されたんでしょうか?

鬼頭

はい、共演者の皆さんも、特に榎木さん(ユキト役の榎木淳弥)はアドリブをたくさんぶち込んでいて、なんかすごく楽しそうでした。

――榎木さんを含めて、みなさんと作品づくりについて相談しながら演技を作っていかれたんですか?

鬼頭

収録した頃は、分散収録だったんです。だから、あまりみんなと一緒に収録ができていなくって。今でも「みんなで録りたかったな」って思います。その思いがあって、より2期をやってほしいんです。

――2期があれば、爆笑の現場になる可能性がある(笑)。

鬼頭

可能性ありそうです(笑)。なので、みんなで撮りたいです。みんなでふざけたい(笑)。ぜひ2期の決定をお待ちしています!そして、収録はみんなで一斉にやりたいです!(笑)

悩んでいるときに「カミカツ」を読むと「どうでもいいかも!」
みたいな感じになれると思います(笑)

――お話を伺っていて、「カミカツ」ってやっぱり「面白いもの作ろう」という想いが作品に非常に反映されている部分があるのかなって思います。

鬼頭

はい、そう思います。

――この作品は「信仰」がキモで、ミタマは信徒の数が増えると力が増す、というところがポイントにもなっています。鬼頭さんもいろいろなコンテンツを通した活動を含めて、ファンの方の応援を感じられる部分もあると思いますが。応援が自分の力になっていると感じる瞬間はありますか?

鬼頭

やっぱり、事務所に届いたお手紙を読んだり、イベントで声援が直接届いたりしたときは、ひとりで練習していたとき以上の力が出ているなって思います。お手紙を読むと、改めて頑張ろうという気持ちにさせてもらえるので、すごく励みになっています。

――声優の方は、ご自宅で資料をチェックして、練習して、現場のスタジオで収録するという印象があります。一方でイベントは目の前にお客さんがいますが、そこには別の楽しさがあるんでしょうか。

鬼頭

直接ファンの方々にもお会いできますし、声も直接届いたりするので、よりリアルに感じられる部分は楽しいです。

――「カミカツ」のコミックをまだ読んだことがない人に作品をおすすめするとしたら、どんなポイントを伝えたいですか?

鬼頭

本当にギャグがぶっ飛んでいます! 観ている方にも吹っ切れてもらえそうですし、いろいろ悩んでいることや、難しく考えていたことも「こんなに吹っ切れていいんだ!」って思えるくらい、ぶっ飛んだギャグがたくさんあるんです。悩んでいるときに「カミカツ」を読むと「どうでもいいかも!」みたいな感じになれるんじゃないかなって思います(笑)。 逆に自分を解放したいときに読むのもおすすめです!

――いい意味で、悩んでいてもしょうがないや、みたいな。

鬼頭

「こんなにくだらなくていいんだ!」と思えば、気も楽になるんじゃないかなって。もちろん、シリアスな展開もありますけど、真面目と不真面目って、こんなに混在していていいんだ、みたいな感覚が面白いんです。

――今回は単行本10巻発売記念の特集インタビューですが、今後の展開も気になるところですね。

鬼頭

やっぱり気になるのは「ユキトはミタマの信者になってくれる」のかという部分だと思います。誰よりもユキトに信者になってほしいのに、それだけはずっと叶っていないので、そこがやっぱり気になっています。

――演じていても、そこはちょっともどかしさがあったんですか?

鬼頭

「なんで!こんなに尽くしてるのに!もう信者になるぐらいいいじゃん!」って演じながら思っていました(笑)。

――(笑)最後に、dアニメストアで「カミカツ」のアニメを視聴されている方、コミックを読んでいる方にメッセージをお願いします。

鬼頭

「カミカツ」のアニメ放送が終わってからも、こうしてインタビューをしていただけて、すごく嬉しいです。わたしが演じてきた作品の中でも、郡を抜いてぶっ飛んでいる作品だったので、収録はすごく楽しかったですし、放送時も毎週みんながたくさん反応してくれていた印象があります。そんな「カミカツ」を、まだ観てないよっていう方は、ぜひ原作と合わせて、アニメも観ていただけたら嬉しいな、と思います!

10月16日生まれ、愛知県出身。2014年にTVアニメ「六畳間の侵略者!?」で声優デビュー。代表作に、『鬼滅の刃』竈門禰豆子役、『ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』近江彼方役、『アオのハコ』 蝶野雛役など。2019年には自身名義でアーティストデビューしている。

鬼頭明里さんの
ライブ映像を
dアニメストアで配信中!

プレゼント(Xキャンペーン)

※本キャンペーンは終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

 キャンペーン詳細 

©2023 朱白あおい,半月板損傷/ヒーローズ/カミカツ製作委員会
©朱白あおい,半月板損傷 / ヒーローズ

更新日:2025年2月3日